ミドル世代のための月の魔法

-11月の魔法のひとさじー
ミドル世代のための月の魔法
― 満月は、“整える力”を呼び覚ます ―
🌕 ミドル世代にとっての満月 ― 頑張りすぎる心へのブレーキ
満月の光には、頑張りすぎた心を緩める力があります。
予定、家族、仕事、責任──
頭も心も、いつも何かでいっぱいなミドル世代に、
満月はやさしくブレーキをかけてくれる存在です。
一般的には、
「新月に願いを放ち、満月でそれを叶える」と言われています。
けれど、ミドル世代はもう、たくさんのものを抱えている。
先に“身軽になる”ことが必要なんです。
始めたいのに始められない、
せっかくのスタートのタイミングなのに、
荷物が多すぎて重量制限にひっかかるような感じ。
「どれを手放すか?」
そんなふうに急に聞かれても、すぐには答えられないですよね。
だからこそ、
「新月」→「満月」ではなく、
「満月」で整えと手放しを行い、「新月」でスタートさせる。
このサイクルが、ミドル世代にはいちばんやさしく、相応しいと思うのです。
🌝 「手放してから始める」月の使い方
そして、満月の素晴らしい点は──見えること。
日頃、月のことなんて気にかけていない人も、
その輝きにふと足を止め、空を見上げることが多いはず。
月の進行具合を追っていなくても、
「満月ですよー」と、あちらから光で教えてくれる。
そもそも新月は見えないから、
その日を知らなければ、気づかないうちに過ぎてしまう。
占星術や月のことに詳しくなくても、
「満月なら活用しやすい!」というわけです。
🌔 満月は“見える魔法” ― 感性が自然に呼び覚まされるとき
占星術に詳しい人は、
どの星座の満月か?
自分のホロスコープのどの領域を照らしているのか?
そこから、今月注ぐべきテーマを見つけてもいい。
詳しくなくても大丈夫。
28日ごとに訪れる満月を、
ひと息ついて内側を観察する日にしてみてください。
いま、手放せるものは?
まだ固執していることは?
これから大切にしたいものは?
あなたの内側の声に耳を澄ませて、
ほんとうの願いを思い出す時間になるでしょう。
🌑 冬をどう過ごすかで、春の光が変わる
この先、どんどん日が短くなり、
陰のエネルギーが強くなります。
秋から冬の季節は、
外へ外へとエネルギーを発するよりも、
体を休め、思考を整理し、
心と魂の充足時間を増やすなど、
土の中を耕し、根を育てるタイミングです。
その時間が「豊か」であればあるほど、
春には、迷いなく動ける力が芽吹きます。
つまり、
秋冬の過ごし方が、春の輝きに繋がるのです。
慌ただしい日々に、
あなたの声がかき消されてしまうその前に。
ここで一度立ち止まり、
「ほんとうの願い」を確かめてください。
この満月が、
あなたのペースを取り戻すきっかけとなりますように。
そして、たっぷりの愛と充足時間を、
身体にも心にも、魂にも注いであげてくださいね。
満月が照らす光のように、
このコラムがあなたの心に、やさしい光を届けていられたらうれしいです。
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