張りぼて実績の罠
── 〈実績と信頼の循環〉シリーズ②
張りぼて実績の罠 ─ 自分の信頼を削る構造
「実績がないから、信用されない?」
この時の実績を、
数字だけに囚われると、実は、張りぼてになりかねない。
無理して、大きく見せようとし過ぎると、
いつのまにか、自分を偽る行為になってしまうんだ。
他者の「受け売り」でしかない、ありきたりな浅い理念を語ったり、
価格だけ先に上げて自分がついていけなくなる。
気に入っていないのに、テンプレートに無理やり自分を当てはめる行為。
一見立派にみえるけど、これぜんぶ、張りぼてです(笑)
実績と信頼はセット
実績と信頼はセットだから、
実績がないと不安になるのは正常な反応。
けれど、それを“張りぼてて”何とかしようとすると、
実は、どんどん自分自身への信頼感が削がれていく。
エネルギーは外へ漏れ出し、
発信や言葉の奥に“わずかな違和感”として表れる。
なぜなら、ほんとうは自分が知っているから。
見せかけだとわかっている自分を、
自分自身が裏切るかたちになる。
それが自分自身への不信感となり、
いつまでたっても「自信が持てない」。
無理して自分を大きく見せなくていい。
他の誰かになろうとしなくていい。
張りぼてはいらない。むしろ邪魔。
俯瞰の視点
ほんの少しの背伸びはいい。
だって、それはただ純粋に、
「もっと良くなりたい」という気持ちの表れだから。
だからこそ、
これって“張りぼて”? それとも“等身大の私”?
純粋な向上心の表れか、見せかけなのか?
一度、俯瞰してみるといい。
その見極めが、信頼を削るか、育てるかの分かれ道になる。
誰に見せなくても、
毎日積み重ねてきた小さな一貫性。
その中にこそ「実績」と「信頼」の種が見つかる。


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